2015年11月28日に登った記録です
151128横瀬丸山00

パラグライダー離陸場から比企の山々

こんにちは、亀足隊長です。
ちょっと考えてみると、初夏以来、残念ながら展望を楽しめていないことに気がつきました。
天気図を見てみると、週末は高気圧がバッチリ!
それならばと、今まで行ったことのない展望の低山を歩いてみることにしました。
元気な頃は好展望とされても、あまり低山には目を向けてきませんでした
わかっちゃいるけど行ってないってところは、結構あるんですね。
少しそういった山を潰してったろかと。
そこで今回、奥武蔵は横瀬丸山を歩いてみることにしました。

◎歩いたルート
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◎亀足コースタイム(あくまでも小生のペースなので、一般タイムとは異なります)
西武線芦ヶ久保駅<60分>標高710m圏<35分>高篠鉱泉郷分岐<20分>横瀬丸山<25分>大野峠<55分>姥神<20分>西武線芦ヶ久保駅
Total=3H35M
◎距離9,6km 累計標高差(+)751m、(-)751m

外秩父山地の南にある標高960mの丸山は、埼玉県・県民の森にあり、小学校の遠足や学習の森として親しまれている。
もちろん県指定の名勝だ。
山頂からは、奥多摩、奥秩父、秩父盆地、関東平野など約300度のパノラマビューを楽しめるという。
さらに、秩父古生層などの地形や地質、温暖帯から亜寒帯までの多様な森林植生、植林地や農地、集落の広がりといった秩父の土地風土などなど、様々な観点からも学術的価値の高い眺望なのだそうだ。
そこまで云うのであれば、「展望のためにある山」と云っても言い過ぎないと思う。

西武線芦ヶ久保駅から、北へ集落を縫って少しづつ標高を上げていく。
道のアスファルトが面白くないが、果樹園から振り返ると武甲山が大きい。
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アスファルトの道と別れると植林帯の広いトレイルとなる。
そこは不肖小生の原風景…
実は小学校の頃、この芦ヶ久保界隈には、よく遠足に来た。
当時は、アスファルトの道も少なく…
まさに、今歩いているこんなイメージなのだ。
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少し標高を上げアスファルトの道を跨ぐと、広葉樹の尾根道となる。
県民の森ということも相まって、今の季節は落ち葉を踏むことができ、のんびりとした逍遥モードが楽しめる。
奥多摩に比べて、かなり山が小さいが低山には低山なりの良さがある。
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尾根を辿り、整備されすぎた階段などを踏んでいくと丸山山頂に到着。
そこには、趣味の悪いコンクリートの展望台がそびえている。
おいおい・・・ 役人のお偉いさんが視察に来る時に使う施設かぁ?
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小さい山でも期待を込めて、しかも初めて登ってきたのにコレかよ・・・
と、ムっとしながら展望台に取り付く。
コンクリートの階段を踏みしめて屋上に・・・
!!!! おお~~っ
何たる絶景
目の前の武甲、大持、子持が大きいが屏風を広げたように奥秩父主脈、長沢背稜が連なる。
遠くに見える銀嶺は、頭を覗かせている八ヶ岳。
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さらに圧巻なのは、鋸のような両神山。
急峻なこの岩山、どこから見ても顕著に見分けられる名山なのだが、ここから見る山容が一番いいのではないか?
秩父へ裾野を落としていく様は、秩父山塊の盟主であること間違いない。

秩父の盟主「両神山」
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この眺望に、無粋の展望台も許してしまいそうだ。
こんな絶景は、何処にでもあるもんじゃない。
低山というだけで、この眺望を見逃していた不肖小は。ハズカシイカギリなのである。

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今回は、思わぬ絶景に悩殺された形となりました。
見向きもしなかった山も、今は身の丈にあった山域・・・
そんな山を、襟を正して尋ねてみようと思い始めました。
ちょっと歩き足りないかもしれないけれど、眺望は一級品でした。

◎道の駅「果樹公園あしがくぼ
絶景展望で気分も高揚している亀足隊は、何はともあれ飲もう!ということになるのです。
どうも、奥武蔵の西武線沿線は下山呑み屋に乏しい・・・
いまいち足が向かない要因でもあるのですが
しかし芦ヶ久保は駅前に「道の駅」があるのは嬉しい。
よっしゃ、腰を落ち着けて呑んでみるかな。
ところがっ、ところがです。
なんとアルコホルはビールのみ😢
不肖小生は、レギュラーのあとにハイオクが欲しかったのです。
残念。
(でも食事類は充実してますよ)

もつ煮込み¥350 みそ田楽¥200/本
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