こんにちわ。亀足隊長です。

先日お話した「特発性大腿骨頭壊死」の自覚的現況・・・
今、どんな感じなの?

出会い頭などでの不意の踏ん張りなどが怖くて、杖は手離せませないのですが
ありがたいことに、意外と歩けるんです。
苦手なことは、電車の中のように一所で立っていると、シビレやイタミが出てくるんですが・・・歩くことに対しては意外といける?という感じです。

それならば!と、お気楽な山を単発で歩いてみました。(医学的にはなんの裏打ちもありません)

2011年5月「月夜見駐車場から御前山」
2011年8月「大弛峠から国師岳(天泊)
2014年10月「岩殿山から稚児落とし」 などなど

しかし、歩き終わってみると強いイタミ・シビレに襲われ、やはりムリかな・・・と
ああ、アルプスよ、北八ツよ、奥秩父よ・・・
そんな山景を想っていたとき、我が家内(亀足天皇)より、ありがたい御言葉をいただきました。
「少しづつやればいいじゃない。いつかは歩けるようになるかもよ。あたしも一緒に行くから。」
まさに暗闇の中の光明でした。ありがたい。
そうですその御言葉、自ら信奉していた「亀足主義」を思い出させてくれたのです。
しかも行幸を願えるとは!

まずはウォーキングから始めて、月に二回程度でも継続して歩いてみることにしました。
いつかはたどり着けるだろうテッペンへ。
ああ、アルプスよ、北八ツよ、奥秩父よ・・・

てなわけで
まず我が地元に源流を発する武蔵野の一級河川「野川」を下流へたどってみました。
写真レポでもしてみましょう。

【野川ウォーク】源流から深大寺へ

2015年4月15日に歩いた記録です。

野川とは・・・(Wikipediaより抜粋)
国分寺市の日立製作所中央研究所内に源を発する。小金井市に入り、武蔵野公園にさしかかるあたりから南東に流れ、野川公園に入る。
神明の森みつ池からの湧水を合わせて、多摩川と並んで二子橋をくぐり、世田谷区玉川一丁目付近で多摩川に合流する。
野川は、南岸が平坦なのに北岸が急斜面となっていて、両岸の高さが違う。北の崖は、武蔵野段丘面を多摩川が削りこんで作った国分寺崖線である。
「ハケ」と呼ばれる崖の斜面からは、清水も多く湧き、都内でも珍しい自然が残っている。
160415野川14


◎歩いたルート
1600415野川MAP

◎亀足コースタイム(あくまでも小生のペースなので、一般タイムとは異なります)
国分寺源流直近「もみじ橋」 ---(30分)-- 小金井街道 ---(30分)-- 武蔵野公園 
---(1時間)-- 中央高速下 ---(15分)-- 深大寺
Total=2H15M
◎距離9,8km 累計標高差(+)26m、(-)44m

前記にあるように、野川の源流は日立製作所中央研究所の中にあるため、普段は立ち入ることができない。
JR国分寺駅を降り、2.5万図を頼りに辿ることができる最上流へと向うことにする。
そこは、住宅街にたたずむ「橋」。今回のウォーキングの出発点。
イタミ、シビレへの不安は多々あるが、それよりも深大寺名物の蕎麦とBeerのことで頭がいっぱい。
しょっぱなから不謹慎な亀足隊長なのである。

最上流部(もみじ橋から)
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住宅街を静かに流れていく
160415野川03

川筋を拾いながらアスファルト道を歩いていく。
この辺りは、まだ水量も少なく「用水路」という感じ。
湧水を合わせて少しづつ川幅を広げていく。
武蔵小金井に近づくと、川辺に降りて歩けるようになる。
この辺りから、川沿いウォークの雰囲気が満点となる。

岸辺に降りれる階段
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い~カンジ❤水もキレイ
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ぷ~らと歩いていると、散歩やジョギングする人の姿が増えてくる。
この近くに住まうって、なかなかイイ環境だね。羨ましい。
乳母車(今はベビーカーというのか;;;)で散策する若いご夫婦。
見ると奥様のお腹が大きい。

前方で散歩していた、リードフリーの白いテリアと目が合った。
おお!
彼女(?)が満面の笑みを浮かべて、不肖小生のもとへ駆け寄ってくるではないか!
思わずしゃがんで挨拶をすると、思いっきりじゃれついてくる。
かわいい‼
慌てて追いついてきたご婦人
「すみませ~ん!」

幸せ感いっぱいの週末風景である。

八重桜のトンネル
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160415野川12


野川が小金井街道の橋をくぐってしばらく行くと、なんと麗らかな八重桜のトンネルとなる。
下草の緑、空の青に淡い桜色・・・
地上より一段下がって観る景色は、日常とちょっと違った趣があり、なかなかヨイモノデスネ。
あ~ここで花見宴会やりたいな。
知っていれば用意してきたものを・・・せめてBeerを持ってくればよかった。
気持ちもホンワカとなりながら、歩みを進めていくのである。

武蔵野公園
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源頭から1時間も歩くと武蔵野公園に入っていく。
この辺りでは、バトミントンやバーベキューなどに興じる華やかな声がいっぱい。
小学生がザリガニ採りや木登り競争に夢中。
なにやら保存したい「昭和の原風景」・・・
そんな空気の陽だまりの中、そろそろ股関節がダルくなってきた。
テルモスからお茶を出して1本とることに。
・・・・ん?
お茶もいいけど、ここもやっぱりBeer呑みたかった。
そして、しっかりお腹も減ってきた。
もう頭の中は、深大寺蕎麦とBeer~!

川は、野川公園を抜けて、また住宅街の中の流れとなる。
武蔵野台地を流れるこの野川は、東京近郊のわりに自然が残るところ。
前方に超望遠レンズのカメラを抱えた御仁が10名ほど、何かを狙っている。
トコトコと近づいた不肖小生
「なに撮ってんですかぁ~?」
「カワセミですよ。」
「え?こんなところに居るんですかぁ?}
「ホラ、あそこ・・・」
ホントだ、明るいルリ色をしたスズメよりちょっと大きい小鳥。
川面に垂れる蔦の間をチョコチョコと飛び伝っている。
かわいいものですね。
ということは、彼らの餌となる小魚も潤沢に生息する環境なんだ。
なんか感心しちゃって、スマホでカワセミ君を撮らえるも、結果はちっちゃな点・・・
拡大してなんとか認識できるも粗々で、とてもお見せできるものじゃない。

潤沢に生息する小魚といえば・・・・白サギもいました
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カモも休んでいます。旨そう・・・
そうだ!深大寺では「鴨南蛮」!

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こんな水車も・・・ 昭和の原風景
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中央高速が見えてきました。野川沿いのウォーキングは終わります。
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GOAL!深大寺に到着
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いろんな景色、日常、小動物・・・
正直、そんなに期待していなかったけれど、とてもバリエーション豊かなウォーキングでした。
季節を選んでこのコース、おすすめです!(夏は日影が少ないので死にます・・・)
さすがに終盤になって股関節にシビレがでて、深大寺へのアスファルト歩きは閉口しました。
しかし歩けないほどでもなく、山歩き復帰のオープニングとしては上々の出来。
歩けることの感謝の念でお詣りしました。
次回は、里山にステップアップして歩いてみます。

で、念願のBeerと深大寺蕎麦を食べ、バスで三鷹に出て帰りましたとさ。
え?そばの味?

でわ、ちびっと食レポのマネゴトでも


◎「元祖 嶋田屋
今回は歩いたGOAL後ということもあり、山門のすぐ前にあるこの店に入った。
鴨南蛮!と思っていたが、ウォーキングのあとはスッキリと冷たい蕎麦を食したくなり、ここは大もり(¥1,000)を注文、
深大寺蕎麦の元祖と云われているようだが、ハッキリ云って不肖小生は好きじゃない。
コシが強く、喉越しはいいのだが、いかんせん蕎麦の香りに乏しい・・・
強いコシを意識しすぎてんじゃないの?
人気店だけれど、よっぽど「湧水」のほうが美味しい。(アタリマエカ;;;)

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