こんにちわ。亀足隊長です。

不肖小生の活動ベースとなっている「奥多摩」について触れておこうと思います。

大岳からの展望
 大岳山からの奥多摩の山々
「奥多摩」とは、多摩川上流とその水源の支流となる山域をさす。北は奥武蔵、西は奥秩父に接し、秩父多摩国立公園の一部を形成している。
では、「奥多摩」はどこからどこまでとなるか、となると様々な解釈があって判断が難しい。現在、一口に奥多摩というとき 、その範囲は西多摩郡を中心に奥秩父や大菩薩連嶺の一部も含めた多摩川の上流から水源の山々を指す場合が多い。
出典: 東京都勤労者山岳連盟(上村氏)
「奥多摩」は、不肖小生の自宅から2時間ほどで登山口につきます。
このアプローチに恵まれた身近な山域は、中学生時代からのメインフィールド。
首都圏に近いだけあって植林帯も多く、管理できていない杉林も多いのですが、少し奥に入れば美しい渓谷。またそれに浸食された急峻な山容。そして全国十指に入る面積を持つという「ブナ林」などの美しい林相が広がっています。

不肖小生の奥多摩シーズンは、秋から春。紅葉から新緑を楽しんでいます。
中でも冬のスノーハイクでは登山者も少なく、静かな山歩きが最高です。
特に尾根筋は広葉樹の葉も落ち、冬晴れの日には、とても明るい山歩きを堪能できるのです。
しかし、夏はいけません・・・
標高が低いこともあって、ただならぬ暑さ。シャツやズボン、パンツまでもがグッショリとなってしまいます。
夏の不肖小生は・・・標高2000m以上の山域に逃げるのです。

小生が歩いた奥多摩のトレイル
奥多摩トレイルマップ


ではここで、大好きな山域をご紹介しておきましょう。

【長沢背稜】
雲取山の北は芋木ノドッケから派生する、東京と埼玉の県境の稜線。
南側の日原川流域は、東京の水源林として古くから広葉樹が守られてきた自然豊かな山域。
奥多摩で一番、深山感がディープなところではないだろか。
稜線から派生する支尾根上は、かなり獣くさいです。

【石尾根】
奥多摩屈指の長大な稜線。
雲取山から派生した尾根は、JR奥多摩駅のあたりへ落ちていきます。
ここでは北側が日原川流域。奥多摩湖側よりも尾根、谷ともに急峻です。
尾根上は刈払われた防火帯となっていて、夏でも明るく、解放感あふれる稜線歩きが満喫できます。

【大岳山周辺】
 大岳山は、日本二百名山・花の百名山の一座に数えられ、奥多摩三山の一つです。
顕著な山体は、遠く東京湾からもわかりやすく、漁師たちの目印にも使われたとか。
小生の育った武蔵野では、校庭や空き地などからも良く見えて、「キューピー山」と呼んで親しんでいました。
人気の山なのでシーズン中はかなりの賑わいですが、周辺にはシブいバリエーションルートもあり、 様々な表情を楽しませてもらっています。
 肩の部分には大嶽神社が建立されていて、亀足登山隊の大本尊です。
 

リハビリトレイルとなってから「奥多摩」は、なかなか奥地まで足を伸ばすことができません。
いまのところ、足元を見つめながらのトレーニング山域となってしまっています。
早く日原川流域のバリルートに行きたいなぁ

大嶽神社のたたずまい
大嶽神社